登美子の感じる世界

自分の中の“愛と平和”を育む奮闘日記。うんとこしょ♪

詩に書いた『ママからの秘密』

昨日、詩人の白井明大さんを講師の【言葉を探す旅】という言葉のワークショップを開催しました。今年で4年目になります。

 

事前に提出の課題が、「音と声」を意識して書く・・ということでした。

 

その書いた詩を掲載します。

 

この詩の味わい方、、、、

 

女性”には、お母さんになったつもりで、できれば、声に出して読んでみてほしいです。

男性”には、初恋の女の子のことを思い出しながら、読んでみてほしいです。

 

そして、読み終わったら、

恋人や、家族や仕事仲間のことを、是非思い出してみてください。

 

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『ママからの秘密』 

 

ゆうちゃんも十二歳になって

好きな男の子もいるようだし?

そろそろママから恋の秘密を教えてあげる

 

いい?

 

まず好きな子ができたらね

一人のときに

その子の名前を口に出して呼んでみるの

馬鹿みたいで恥ずかしいかもしれないけど

毎日何回かは呼んでみて

 

一人のときに呼ぶ練習をしておくと

本当に学校で挨拶をするときだって

優しく話しかけられるんだよ

ちょっとはドキドキも減るかもしれないし

 

それで

ここが大切な所なんだけど

それは好きな子のためだけじゃないの

ゆうちゃんがゆうちゃんの声で

優しくなっていけるのよ

 

人はね

優しい気持ちで

誰かを呼んだり呼ばれたりすると

自分は大事に扱ってもらえる人なんだって

どんどん体に優しさが染みてくるの

 

それは

自分で言って自分の耳で聞いてだって同じで

ちょっとずつ安心して

私は大丈夫だって気持ちになっていけるものなのよ

 

ここまでいい?

 

それで

いよいよ両想いになったときにはね

 

好きな子の前で

もっと優しく名前を呼ぶの

最初の文字から最後の文字まで

全部大事に呼ぶの

 

ゆうちゃんは何も考えなくてもそう出来るだろうけど

中には好きな子にだって

優しく呼ぶのが下手な子もいるのよ

 

大きくなってくる間に

優しく呼ばれた回数が少ないと

よく分からないものなの

 

好きになった子がそういう子だと

ちょっと寂しい気持ちになるかもしれないけど

ゆうちゃんは変わらず優しく呼んであげてね

そういう子には特別に

あなたの事が大好きだよって気持ちを込めてね

 

まぁ

思春期男子は恥ずかしがっちゃってダメだから

そこはゆうちゃんの腕の見せどころだけどね

ママの娘だからきっと大丈夫

 

誰だって

何度も何度も名前を呼んでもらって

優しさを育てていくものなんだから

私ばっかりなんて損した気持ちにならないで

諦めないのが肝心

 

 

人はね

どうにかして自分が生き残っていくために

自分だけは!って気持ちがぎゅ〜っと詰まった

小さくてとっても冷たい粒みたいなものを

心の真ん中にもってみんな生まれてくるの

 

そのことは

ただ知っているだけでいいし

あんまり深く考えなくてもいいんだけど

 

悲しい気持ちで育ってきた人はね

それがどんどん大きくなって

優しさを入れられる場所なんて

ほんのちょっとしかないの

 

でも

好きになった人に

優しく何度も名前を呼んでもらって

自分でも

優しく何度も名前を呼んでいるうちに

 

少しづつ

その粒が溶けて小さくなっていって

優しさを入れられる場所が出来てくるの

 

ゆうちゃんだって

好きな人に

もう好きじゃないって言われたら

その粒が大きくなるかもしれない

 

でも

何度も名前を呼んでもらって

心と体に染みた優しさが

ぎりぎりのところで

その粒が破裂しないように守ってくれるのよ

 

だから

ゆうちゃんたちみたいな年から

優しい気持ちで名前を呼び合うことが大事なの

一度優しさが詰まったら

そうそう簡単には冷え切ったりはしないから

 

それは好きな人だけじゃなくて

友だちにも家族にも誰にだって

ゆうちゃんが優しく名前を呼ぶ度に

みんなが少しずつ強くなっていけるの

 

この秘密は

簡単で誰にも気付かれないことだけど

本当にすごい事は

大体ひっそりとしていて

でも

すごいパワーをもっている

 

ゆうちゃんはね

みんなからたくさん名前を呼ばれて

愛されて大きくなってきたのだから

きっと上手に出来るはず

 

ううん

特別に上手に出来るように

パパとママで『優』って名前にしたのだから

 

 

またいつか次の秘密を教えてあげる

 

 

好きな子と両想いになれるといいね

ママ応援してる

パパは応援しないかもしれないけどね

 

 

 

 田川登美子

 

2017/12/4

 

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終了後の交流会で、「頭のネジが2本か3本抜けてないと、こんな詩は普通照れくさくって書けないよ〜」と、ビール片手に楽しそうに白井さんがおっしゃいました(勝手に褒め言葉で受け取っていますが。笑)。違うんです。自分ってなんだろう?と自分に突きつけつづけてきました。必死で。その覚悟が、白井さんのおっしゃるところの、ネジを抜く・・ということなのだと思います。悶々と葛藤してきた過程が、どうも人柄に滲みでないのが残念です(大笑)あ、ちなみに、私に娘はおりません。

 

白井さんとの『言葉を探す旅』、とても面白いので興味ある方、次のときには、是非ご参加くださいね。

 

登美子

 

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